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資料室

関西学習会での発表を振り返って

大阪・ひまわりの会 代表  松城里香

はじめに                          
関西学習会で分類したテーマのうち「大阪・ひまわりの会(遺族の会)」が関与できるテーマは、ピア・サポートの価値(グリーフケア)についてでした。
当会では、原則としてピア・カウンセリングの場で話された事例についての守秘義務を掲げているので、筆者個人の事例をお話しするのが妥当であると判断しました。

I.宣告
子どもを授かった喜びが一転し、その子が障碍(心疾患)を持っていることを受容するまでの葛藤、痛み。その後の突然の予後告知によって突き落とされる奈落の深さ。絶望。それでも生きようとする子どもの健気さ。
『なんとかして、このいのちを守る事はできないのか』という親の心の叫びのようなものを感じ取ってもらいたいと考えました。

II.臨終とその後
容体が急変してから死亡が確定し、霊安室、解剖に至るまでの様々な場面での医療従事者の方々の対応や、親としての気持ちの流れを話すことで、少しの注意によっていらぬ誤解を防げるという事例等の提示。
また、実際の喪失の苦しみの一端でも追体験してもらえればという思い。

III.分かちあいとの出会い
悲しみの渦に巻き込まれ引き籠もっていた筆者が、同じように悲しみに暮れる人々と出会いどのように心を開いていったかということを、具体例を通じ提示する事により、何故ピア・サポートが有効なのかを示す。またそれを通じてピア・カウンセリングとは、同病相哀れむというような後ろ向きなものではないのだということを、認識してもらうことを目指す。
患者家族にとって、患者の死後も人生は続く。[臨終=終わり]なのではないという事を訴えることによって、助からないケースでも、その後を考えた関わり方をするようになって頂きたいという思いを込めました。

IV.「大阪・ひまわりの会」でのピア・カウンセリング
ピア・カウンセリングの場で行われる双方向の支え合いや、当事者でなければ分かり合えない繊細な気持ちの交流について説明する。
医療機関とセルフヘルプグループ(SHG)が連携することにより、死別の悲嘆の深い家族のサポートを、医療機関の代わりにSHGが肩代わりできるという事実を伝えたいという思いでした。

V.分かちあいのルール
分かちあいを行う際に定めているルールについて具体的に説明。
これは、安心して参加して頂くため、またお互い意図せずに傷つけあうことを防ぐ目的で定められているルールです。冒頭部で述べさせていただいた、守秘義務についてのルールなども含みます。

VI.分かちあい以外のピア・サポートについて
情報交換、講演会、会報、記念誌、HPなどそれぞれについてのグリーフケアにおける役割や、意義を述べました。

VII.おわりに
殆ど初心者に近い状態でいきなり発表という場にたち、あれもこれもと欲張ったわりに準備不足がたたって、不本意な結果となってしまいました。苦い経験ですが、関西学習会のメンバーの方々から親身な意見を伺うことができ、改善できた部分もあり、また努力目標がはっきりと見えてきました。その後PPT講習への参加等で実質的なノウハウも勉強でき、大変有り難く思っています。数々の貴重なご意見を頂いたので、少しずつでも改善し、次回以降また、実際の発表にも役立てつなげていく所存です。

ヘルスケア関連団体ネットワーキングの会 関西地区